アフターピルは、望まない妊娠を避けるために用いられる薬剤です。
高い避妊効果が得られることから緊急的な避妊薬として普及しているものの、「排卵日にアフターピルを服用しても意味ない」と聞いたことがある方も多いでしょう。
アフターピルを服用したいと考えている方であれば、排卵日との関係について知る必要があります。
本記事では、排卵日にアフターピルを服用しても避妊効果は得られるのか、あわせて成功率を上げるポイントについて解説します。
避妊せずに性行為をした、何らかのアクシデントで避妊に失敗した、などの事情でアフターピルの服用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
メデリピル
最短お届け | ピルの種類 | 診療実績 |
---|---|---|
最短当日 | 全14種 | 診療満足度98% |
- 即日配達して欲しい
- 衛生面が気になる方
- 衛生面が気になる方
アフターピルの料金
ピル名 | 通常 料金 |
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ノルレボ | 11,000円 |
レボノスゲストレル | 9,900円 |
メデリピル | |
---|---|
ピルの即日 発送条件 | 17:00までに 決済完了 |
診療時間 | 10:00〜23:00 |
診察料金 | 初診1,650円 再診1,650円 |
配送料 | 送料無料 |
公式サイト | 詳細 |
アフターピルは排卵日に服用しても避妊効果がある
アフターピルは、排卵日に服用しても避妊効果が得られる可能性があります。
アメリカの調査によると、アフターピルは子宮内膜の増殖を抑制して、着床を防ぐ作用もあることが判明しています。
妊娠の成立を意味する着床の可能性を低くするため、排卵日のアフターピルに全く効果がないとは言い切れません。
また、排卵日を正確に把握するのは難しく、ホルモンバランスにより時期は左右されます。
排卵日の服用は意味がないと自己判断せずに、望まない妊娠をした可能性がある場合は、できる限り早くアフターピルの処方を受けましょう。
排卵日にアフターピルを服用した場合の妊娠率
排卵日付近にアフターピル(ノルレボ錠)を服用した場合の妊娠率は、次のとおりです。
予測した排卵日と性行日の差 | 妊娠率 |
---|---|
5日前 | 0.08% |
4日前 | 0.17% |
3日前 | 0.08% |
2日前 | 0.36% |
1日前 | 0.34% |
排卵日 | 0.36% |
排卵日付近は危険日とも呼ばれており、妊娠しやすい時期であることから、排卵日から近いほど妊娠する確率は高くなります。
一方、全体的な避妊成功率は90.8%を記録しているため、排卵日付近に服用した場合でも避妊効果は期待できるでしょう。
また、排卵日付近の服用による妊娠率は、年齢や体格、体調、時間の経過などにより異なります。
妊娠率を信じ込まずに、個人差がある点も理解しましょう。
参照元:独立行政法人|医薬品医療機器総合機構「再審査報告書」
排卵日でもアフターピルの効果を得られる理由
排卵日に服用しても避妊効果を得られる理由は、アフターピルに子宮頸管の粘液や子宮内膜を変化させる作用があるためです。
ここからは、排卵日でもアフターピルの効果を得られる理由について詳しく解説します。
子宮頸管の粘液を変化させて妊娠を防ぐ
アフターピルには、子宮頸管の粘液を変化させて妊娠を防ぐ効果があります。
通常、子宮頸管の粘液は濃く、排卵前になるまで精子は侵入できないものの、排卵直前になると粘液が透明になり伸びるようになります。
排卵日付近が妊娠しやすいとされているのは、排卵直前になると子宮頸管の粘液が薄くなり、精子が通過しやすくなることが理由です。
しかし、アフターピルを服用すると排卵日付近の場合でも子宮頸管の粘液が濃くなるため、精子の侵入を防いで受精卵を着床しにくくする効果が期待できます。
排卵日付近の粘液を変化させる作用により、妊娠しやすい時期でも避妊効果が得られる仕組みです。
子宮内膜が変化する
アフターピルには、子宮内膜の増殖を抑制して着床を防ぐ効果もあります。
そもそも、妊娠の成立を意味する着床には、ベッドのような役割を持つ子宮内膜の厚みが必要です。
しかしアフターピルを服用すると、排卵して受精した場合でも子宮内膜に厚みが生まれなくなり、上手く着床できず妊娠が成立しません。
着床に必要な子宮内膜の増殖を防ぐ作用により、排卵日の服用でもアフターピルの効果が得られる仕組みです。
排卵日にアフターピルを服用する際のポイント
排卵日でもアフターピルの効果は得られるものの、服用する際にはいくつかのポイントがあります。
ここからは、アフターピルの避妊成功率を上げる方法について解説します。
アフターピルは吸収されるまで2~3時間かかる
アフターピルを服用してから吸収されるまでの目安時間は、2~3時間ほどです。
しかし、アフターピルには多量の黄体ホルモンが含まれており、吐き気や嘔吐などの副作用が出るケースも少なくありません。
完全に吸収されていない状態で嘔吐すると、薬の成分が体外に流出されるため、服用後数時間は注意が必要です。
とくに排卵日は妊娠しやすい時期であることから、嘔吐により避妊効果が薄れるのは大きな問題といえます。
すべての方に吐き気や嘔吐などの副作用が生じるわけではないものの、心配な方は吐き気止めの服用がおすすめです。
アフターピルの服用後はすぐに効果が得られるわけではなく、体内に吸収されるまで2~3時間はかかる点に注意しましょう。
避妊失敗から24時間以内の服用がおすすめ
アフターピルは、妊娠リスクのある性交後 24時間以内の服用がおすすめです。
排卵日の場合でも、24時間以内に服用すれば約98%の妊娠阻止率があると判明しています。
25~48時間が経過すると約85%、49~72時間になると約56%にまで妊娠阻止率は低下するため、避妊の失敗に気づいた時点で飲むことが大切です。
アフターピルのなかには120時間用の薬もありますが、いずれの種類でも時間の経過とともに妊娠阻止率は低下します。
排卵日は意味がないと諦めず、24時間以内の服用を意識して妊娠阻止率をアップさせましょう。
アフターピルが安いおすすめオンラインクリニック3選
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おすすめオンラインクリニック3選
一刻の猶予を争うアフターピルの処方。土日祝日で医療機関の受診が難しい場合、オンラインピル処方サービスを検討してみてください。
ここでは、スピーディーにアフターピルの処方を受けられるオンラインクリニックを3つ紹介します。
メデリピル
最短お届け | ピルの種類 | 診療実績 |
---|---|---|
最短翌日 | 全14種 | 診療満足度98% |
- 低用量ピルが欲しい
- アフターピルを安く購入したい
- ピルをまとめて購入したい
取り扱いピル&料金
タップ/クリックで開く
ピル名 | 通常 料金 | 定期 料金 |
---|---|---|
マーベロン | ■3シートおまとめプラン 9,460円 ■6シートおまとめプラン 17,820円 | 2,970円 |
トリキュラー | ||
ラベルフィーユ | ||
アンジュ | ||
ファボワール | ||
シンフェーズ |
メデリピル | |
---|---|
ピルの即日 発送条件 | 17:00までに 決済完了 |
診療時間 | 10:00〜23:00 |
定期割引 | 初回ピル代無料 (対象商品限定) |
診察料金 | 初診1,650円 再診1,650円 |
配送料 | 550円 (アフターピルは送料無料) |
公式サイト | 詳細 |
メデリピルは、LINE完結でアフターピルの処方を受けられるオンラインピル処方サービスです。
公式サイトからすぐにLINEの友達登録画面が開くため、友達追加をおこない診察の予約をしてみてください。アフターピルの送料は無料です。
メデリピルでアフターピルの処方を受けたあと、継続してピルを飲みたい場合は低用量ピルへの切り替えも可能です。低用量ピルの料金は初月無料となっており、費用負担を抑えて継続した避妊ができるでしょう。
今後低用量ピルへの切り替えを検討している方には、メデリピルがおすすめです。
クリニックフォア
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※情報提供元:CLINIC FOR
最短お届け | ピルの種類 | 診療実績 |
---|---|---|
最短翌日 | 全13種 | 100万件以上 |
- 72時間アフターピルが欲しい
- ピル以外の悩みも相談したい
- 安心の大手を利用したい
取り扱いピル&料金
タップ/クリックで開く
ピル名 | 通常 料金 | 定期 料金 |
---|---|---|
マーベロン | 3,278円 | 2,783円 |
トリキュラー | ||
ラベルフィーユ | ||
アンジュ | ||
ファボワール |
クリニックフォア | |
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ピルの即日 発送条件 | 16:00までに 決済完了 |
診療時間 | 9:00〜20:45 |
定期割引 | 最大15% |
診察料金 | 初診1,650円 再診1,650円 |
配送料 | 550円/1回 |
公式サイト | 今すぐ予約する |
クリニックフォアは、オンライン診療実績100万件以上の豊富な経験を持つクリニックです。すぐにアフターピルが欲しい場合、「アフターピルが欲しい」からワンクリックで最短日時の予約も可能です。
初診でもオンライン完結でアフターピルの処方が受けられるため、はじめてオンラインクリニックを利用する方もスムーズでしょう。
クリニックフォアでは後発品を含む全4種のアフターピルを取り扱っています。料金は9千円前後ですが、後払いも利用できることから手元にお金がない場合でも利用可能です。
提供:クリニックフォア
DMMオンラインクリニック
最短お届け | ピルの種類 | 診療実績 |
---|---|---|
最短当日 | 全13種 | 業界大手 |
- 本日中にピルが欲しい
- 超低容量ピルを継続したい
- DMMのサービスを利用している
取り扱いピル&料金
タップ/クリックで開く
ピル名 | 通常 料金 | 定期 料金 |
---|---|---|
マーベロン | 3,179円 | 2,783円 |
トリキュラー | ||
アンジュ | ||
シンフェーズ |
DMMオンラインクリニック | |
---|---|
ピルの即日 発送条件 | 平日15:30 土日祝日14:30 までに受信された方 ※バイク便選択で当日到着可 |
診療時間 | 08:00〜21:00 |
定期割引 | あり |
診察料金 | 無料 |
配送料 | 550円 |
公式サイト | 今すぐ予約する |
DMMオンラインクリニックではオンライン診察完了後、最短当日にアフターピルを受け取れます。土日祝でも診療を受けられるため、すぐにアフターピルを受け取りたい方はDMMオンラインクリニックを検討してみてください。
アフターピルの処方をDMMオンラインクリニックで受ける場合、送料はかかりますが診察料は無料です。
さらに支払いにはDMMポイントが利用できることから、DMM関連のサービスに登録している方にはとくにおすすめです。
排卵日でも避妊効果を期待できるアフターピルの種類
排卵日でも避妊効果を期待できるアフターピルの種類は、次のとおりです。
- レボノルゲストレル
- エラ
- ヤッペ法
それぞれのアフターピルについて、詳しく解説します。
レボノルゲストレル
レボノルゲストレルはプロゲステロン系の合成ホルモンで、緊急避妊(モーニングアフターピル)に使用される成分の1つです。
ノルレボ錠と呼ばれるアフターピルの有効成分として使用されているほか、ノルレボ錠のジェネリック医薬品であるレボノルゲストレル錠としても販売されています。
レボノルゲストレルは排卵の抑制と子宮頸管の粘液の変化、着床の阻害などの作用により避妊効果を発揮します。
レボノルゲストレルを用いた避妊法はレボノルゲストレル法と呼ばれ、性交後72時間以内に1錠服用する方法です。
ヤッペ法と比べてレボノルゲストレル法は避妊成功率が高く、吐き気やめまいなどの副作用も少ない傾向にあります。
レボノルゲストレル法による経過時間別の妊娠阻止率は、次のとおりです。
経過時間 | 妊娠阻止率(約) |
---|---|
24時間 | 98% |
48時間 | 85% |
72時間 | 56% |
妊娠阻止率とは、排卵日付近(危険日)での性行為で妊娠を防ぐ確率のことを指します。
性交後72時間程度経過すると、妊娠阻止率は約60%と低くなるため、24時間以内の服用が望ましいといえます。
エラ
エラはウリプリスタール酢酸エステルと呼ばれる成分を使用したアフターピルです。
ウリプリスタール酢酸エステルはプロゲステロン受容体部分作動薬の一種で、避妊の仕組みはレボノルゲストレルと変わりません。
また、エラはエラワンのジェネリック医薬品に該当し、日本の薬事法に基づいて承認された緊急避妊薬です。
72時間用のレボノルゲストレルと比べて有効時間が120時間と長く、避妊の失敗から時間が経過していたり、アフターピルの入手に手間を取られていたりする場合に用いられます。
エラはほかのアフターピルと比較して避妊効果が高く、120時間以内の服用であれば妊娠阻止率は約95%です。
BMI30以上の肥満の方でも高い避妊効果を得られることが判明しており、レボノルゲストレルよりも効果の減弱が少ないとされています。
ただし、避妊効果が高いエラの場合でも、120時間を超えると妊娠阻止率は下がるため早めの服用が大切です。
ヤッペ法
ヤッペ法は中容量ピルのプラノバールと呼ばれる薬を使用し、緊急避妊薬をより効果的に使用するための方法の一つです。
妊娠した可能性のある性交後72時間以内に2錠、さらに12時間後に2錠と合計4錠服用します。
ヤッペ法は1970年代から世界中で用いられてきた歴史ある避妊法で、ほかのアフターピルと比べて費用を抑えられる点が特徴です。
しかし、アフターピルのなかでもヤッペ法は妊娠阻止率が低い傾向にあります。
経過時間 | 妊娠阻止率(約) |
---|---|
24時間 | 77% |
48時間 | 36% |
72時間 | 31% |
また、ヤッペ法は副作用が起こりやすく、薬を服用した約50%の方から吐き気や嘔吐などの症状が確認されています。
嘔吐すると十分な避妊効果が得られないことから、なかには飲みなおす方がいるのも事実です。
ヤッペ法は安価であるものの、妊娠阻止率が低く副作用もよくみられるため、近年では取り扱わないクリニックも増えています。
費用面のみでヤッペ法を選択せず、妊娠阻止率や副作用も考慮したうえで検討しましょう。
排卵日にアフターピルを服用する際の注意点
排卵日に限らず、アフターピルを服用する際はいくつかの点に注意する必要があります。
アフターピルを適切に服用するためには、医師の指導を受けながら次の点に注意しましょう。
副作用が出ることがある
アフターピルに含まれる黄体ホルモンにより、服用後は副作用が出ることもあります。
アフターピルの代表的な副作用は、次のとおりです。
- 吐き気や嘔吐
- 腹痛や下腹部の不快感
- 乳房の張りや痛み
- 性器出血
- 肌荒れ
- 倦怠感
とくに吐き気や嘔吐などの症状は報告例が多いものの、すべての方に発生するわけではありません。
また、いずれの副作用も一時的なため、24時間程度で治まる場合が大半です。
ただし、副作用が長引いたり強い不快感を抱いたりする場合は、放置せず医師に相談しましょう。
水かぬるま湯で服用
アフターピルは、水かぬるま湯で服用しましょう。
コーヒーやお茶などに含まれるカフェインは、薬の吸収に影響を及ぼす可能性があります。避妊効果が薄れたり、副作用が強く出たりする可能性も否定できません。
そのため、アフターピルを服用したあともカフェインは避けた方がよいでしょう。
通常の薬と同じように、水かぬるま湯で飲むことが大切です。
ほかの医薬品やサプリとの飲み合わせ
アフターピルを服用する際は、ほかの医薬品やサプリメントとの飲み合わせにも注意が必要です。
服用中の薬やサプリメントとの飲み合わせが悪いと、避妊効果に影響を及ぼす可能性があります。
また、なかにはアフターピルを処方できない薬やサプリメントも存在します。
服用中の薬やサプリメントがある場合は、必ず担当医に伝えましょう。
アフターピルを服用したあとにすべきこと
アフターピルを服用したあとにすべきことは、次のとおりです。
- アフターピルの効果の確認
- 医師の指導に従う
- 避妊法の検討
- 性感染症のリスクに注意
- 副作用への対応
アフターピルの服用により、避妊効果が得られたのかは重要なポイントです。
服用後に次の生理がこない場合は妊娠の可能性があるため、3週間後を目安に妊娠検査をおこないましょう。
また、あくまでもアフターピルは緊急時に服用するもので、通常の避妊法ではありません。
パートナーと相談しながら、今後どのような方法で避妊するのかを決めることが大切です。
アフターピルに性感染症を防ぐ効果はないことから、性行為による性感染症へのリスクにも注意する必要があります。
おりものの量が増えた、性器から独特の臭いがするなどの症状が出たら、クリニックで検査を受けましょう。
さらにアフターピルの服用後は、吐き気や嘔吐、腹痛などの副作用が一時的に現れる場合もあります。
症状が長く続く場合や、強い不快感がある場合は医師に相談して対応しましょう。
アフターピルで避妊に成功した際の症状
アフターピルの服用後、避妊に成功すると消退出血と月経の2つのサインが現れます。
ただし、アフターピルは100%避妊が成功するものではないため、月経や消退出血以外の出血である可能性も否定できません。
ここからは避妊成功のサインを解説するものの、最終的な判断は医師に任せることが大切です。
消退出血
消退出血とは、アフターピルの服用後に子宮内膜が剝がれて起こる出血のことを指します。
生理の一つとして考えられているものの、消退出血は粘性が低く少量の出血である点が特徴です。
また、消退出血はアフターピルの服用後、2日~2週間程度のタイミングで現れます。
消退出血が起こると避妊に成功した可能性は高くなりますが、なかには出血しない方も存在します。
消退出血がなくても避妊に失敗したわけではないため、一つのサインとして捉えましょう。
月経が来る
アフターピルの服用後に生理が確認できれば、避妊に成功したサインです。
服用後7日程度で生理が起こる場合が多いものの、早い方は3日程度で確認できる場合もあります。
いずれの場合でも、3週間以内に生理のような出血が起これば避妊成功です。
しかし、次の生理予定日から1週間が経過しても出血がみられない場合は、妊娠検査の検討をおすすめします。
アフターピルで避妊に失敗するケース
アフターピルは、正しい服用により高い避妊効果を発揮する薬剤です。そのため、適切に服用しなければ避妊に失敗する可能性も十分あります。
アフターピルで避妊に失敗するケースを知り、医師による指導のもと正しく服用しましょう。
避妊失敗から時間が経っていた
避妊失敗から時間が経過していると、アフターピルの避妊効果が最大限発揮されません。
性交後24時間以内の服用であれば約98%の妊娠阻止率ですが、25~48時間が経過すると約85%、49~72時間になると約56%にまで低下します。
時間の経過とともに避妊に失敗する可能性が高くなるため、できる限り早く飲むことが大切です。
アフターピル服用後に嘔吐
アフターピルの服用後に嘔吐すると、避妊に失敗する可能性が高まります。
体内にアフターピルが吸収されるのは2~3時間程度かかるため、服用直後に嘔吐すると体外に成分が流れる恐れがあります。
薬の服用で吐いた経験がある方や、心配な方は吐き気止めの処方を受けましょう。
ほか医薬品やサプリとの相性が悪い
内服中の医薬品やサプリメントとアフターピルの相性が悪いと、避妊失敗につながる恐れがあります。
薬やサプリメントのなかには、アフターピルの効果に影響を及ぼすものも存在するため、飲み合わせには注意が必要です。
アフターピルを服用する際は、医師に服用中の薬を伝えたうえで飲みましょう。
服用後に避妊せず性行為をした
アフターピルには高い避妊効果があるものの、服用後に性行為をしても妊娠しないとは断言できません。
アフターピルの排卵を遅らせる作用により、危険日と重なる可能性もあります。
服用後に性行為をする場合は、コンドームをはじめとする方法で避妊しましょう。
通販サイトで購入した偽薬だった
通販サイトで購入したアフターピルが偽薬の場合、避妊効果は期待できません。
また、身体に悪影響を及ぼす可能性もあるため、本物と偽物の判断が難しい通販サイトでの購入は避けましょう。
さらに、通販サイトで購入した場合は、届くまでに日数がかかるケースも少なくありません。
安全性や届くまでの時間を考えると、クリニックでの購入がおすすめです。
アフターピルについてよくある質問
最後に、アフターピルについてよくある質問を4つ紹介します。
ほかにも疑問や不安がある方は、担当医に相談してみてください。
アフターピルは未成年でも服用できる?
アフターピルには年齢制限がなく、未成年でも服用できます。
また、アフターピルは自費診療で保険適用外となり、保護者が同席したり同伴したりする必要もありません。
避妊に失敗したことを親に言いにくい、恥ずかしいなどの事情がある方でも安心です。
しかしクリニックのなかには、トラブル防止の観点から18歳未満の方にアフターピルを処方していないところもあります。
未成年者の対応はクリニックごとに異なるため、事前に確認してみましょう。
何日後に妊娠判定をすべき?
妊娠検査薬を使用するのは、アフターピルの服用から3週間後が目安です。
受精するまでに最大3日、子宮内膜に精子が侵入するまで5~6日、着床(妊娠)が完了するまで12~14日かかります。
妊娠が成立するまで3週間程度かかるため、すぐに妊娠検査薬を使用しても正しい判定はできません。
妊娠の有無を判定する際は、アフターピルの服用から3週間以上は待ちましょう。
アフターピル服用後いつから性行為ができる?
アフターピル服用後の性行為は、次の生理が確認できるまで控えましょう。
アフターピルには排卵を遅らせる作用があるため、服用後に性行為をすると危険日と重なるリスクがあります。
また消退出血がくるまで連続服用できないことから、服用後に避妊に失敗した場合、最終的な避妊手段を失う点もデメリットです。
アフターピルは正しく服用すれば高い避妊効果が期待できるものの、性行為をしても妊娠しないわけではありません。
何らかの事情で性行為をしなければならない場合は、コンドームやIUD(子宮内避妊具)などで避妊しましょう。
中絶する際の費用は?
妊娠周期ごとの中絶費用は、次のとおりです。
- 初期中絶手術(~11週6日):10~20万円
- 中期中絶手術(12週~21週6日):30~50万円
自費診療である中絶費用はクリニックごとに異なるものの、妊娠週数が経過するにつれて高額になる傾向があります。
妊娠中期になると薬剤を使用して陣痛を起こし、出産形式で中絶するため、12週未満よりも高額な費用が必要です。
また、中絶は手術料金に加えて診察料や検査料、入院費などもかかることから、想像以上に高額となるケースも少なくありません。
まとめ
アフターピルは排卵日付近の服用でも、全体的な避妊成功率が90%以上であることから、最後の避妊手段として有効です。
また排卵日を正確に把握するのは難しいため、意味がないと自己判断せずに、なるべく早く服用しましょう。
ただし、アフターピルを服用する際はいくつかの点に注意が必要です。
正しく服用しなければ避妊に失敗するケースもあることから、医師の指導を受けたうえで適切に使用しましょう。