PMSの症状の緩和におすすめの市販薬3選！辛い症状の原因や改善方法も紹介【月経前症候群】

本記事ではPMSの症状緩和におすすめの市販薬やサプリメントについて詳しく解説します。

PMSについての理解を深め、セルフケアや市販薬での改善を試みましょう。

PMSの症状改善にはPMSサプリがおすすめ！

症状や重症度に個人差があるPMSを改善するためには、PMSサプリの日常的な服用が効果的です。

PMSの症状は人により様々。PMSサプリであれば、それぞれの症状改善に最適な成分が配合された商品を見つけることができるでしょう。

また、PMSの症状予防・緩和にサプリの日常的な服用は不可欠です。

PMSサプリであれば、お得な料金で定期便を注文することができますので、うっかり薬を切らしてしまうといったことが起こりにくくなるでしょう。

当サイトおすすめのPMSサプリについて詳しくはこちら。

【イライラ改善】PMSの症状緩和におすすめの市販薬3選

PMSの症状は時期により異なり、まったく症状が出ないときもあります。病院を受診するほどではないけれど症状を緩和したい場合、市販薬を試してみましょう。

ここからはドラッグストアで購入できるPMSに効果的な市販薬を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【小林製薬】命の母ホワイト

命の母ホワイトには婦方科系の病気に使われる11種類の生薬が配合されており、月経前〜月経中の不調に効果が期待できます。

糖衣錠であるため、生薬のにおいや苦味が苦手な方も飲みやすいでしょう。

服用の目安は、月経前の不調を感じ始めるころから月経期間終了までです。2周期を目安に服用して、効果を確認してみてください。

購入場所	ドラッグストア
有効成分	トウキ、センキュウ、シャクヤク、ブクリョウ、ソウジュツ、タクシャ、ケイヒ、ボタンピ、ダイオウ、トウニン、ニンジン
特徴	11種類の生薬配合で生理前〜生理中のさまざまな不調の改善
効果のある症状	イライラ、ボーッとする、八つ当たり、落ち着かない、肌荒れ、だるさ、胸が張る、ニキビ、生理痛など
服用回数	1回4錠、1日3回毎食後
内容量	84錠、180錠、360錠
薬のタイプ	錠剤

【ゼリア新薬】プレフェミン

プレフェミンは医療用医薬品以外で、日本で初めて承認されたPMS治療薬です。

有効成分のチェストベリーは西洋ハーブの1種で、古くからさまざまな婦方科疾患の治療に使われていました。

服用周期の目安は3周期です。1日1回1錠で続けやすく、臨床試験の結果では症状が改善したと90％の女性が評価しています。

購入場所	薬剤師のいるドラッグストア、薬局
有効成分	チェストベリー乾燥エキス
特徴	日本で初めて承認されたPMS治療薬
効果のある症状	乳房のはり、頭痛、イライラ、怒りっぽい、気分変調など
服用回数	成方女性(18才以上)1回1錠、1日1回
内容量	30錠
薬のタイプ	錠剤

【ツムラ】加味逍遥散エキス顆粒

加味逍遥散は血の巡りをよくすることで、イライラや冷えを改善させる薬です。

女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいら立ちに効果的であるため、PMSでメンタル不調が出やすい方におすすめです。

購入場所	ドラッグストア
有効成分	サイコ、シャクヤク、ソウジュツ、トウキ、ブクリョウ、サンシシ、ボタンピ、カンゾウ、ショウキョウ、ハッカ
特徴	体力中等度以下で、イライラしがちな方に
効果のある症状	冷え性、虚弱体質、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症
服用回数	成方(15才以上)1回1包1日2回、7〜15才未満1回2/3包1日2回
内容量	20包
薬のタイプ	顆粒

PMSの症状緩和におすすめのサプリメント3選

PMSの症状を軽くしたいけれど、薬を飲むのは心配と悩んでいる方には、サプリメントがおすすめです。

ここからは女性特有の症状におすすめのサプリメントを3種紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

Smile Seed（スマイルシード）

Smile Seed（スマイルシード）は、女性ホルモンのバランスを整えるチェストベリーにくわえ、ボラージシードオイルを配合したサプリメントです。

ストレス社会で悩みを抱える女性をターゲットとしており、PMSで悩む時間を短くしたい方におすすめです。

Smile Seed（スマイルシード）に含まれるボラージシードオイルは、γ-リノレン酸を補える植物油です。

γ-リノレン酸の不足は、PMSにつながるとする可能性が示唆されています。

Smile Seed（スマイルシード）で定期的にボラージシードオイルを摂取する習慣をつけましょう。

withmoonチェストベリーサプリ

withmoonチェストベリーサプリは、女性ホルモンのバランスを整えるチェストベリーを豊富に含んだサプリメントです。

お守りとして普段から飲んでおくと女性特有のゆらぎが抑えられ、安定した毎日を送れるでしょう。

withmoonチェストベリーサプリには、ほかにも春ウコンやミネラル、ビタミンなど健康をサポートする成分が数多く含まれています。

PMSに備えつつ、体調全般を整えたい方は検討してみてください。

LUNAハーバルサプリメントプレミアム

LUNAハーバルサプリメントプレミアムでは、月のリズムに合わせて2種類のサプリメントを飲み分けます。

女性特有の体調の変化にあわせて飲むことで、バランスのよい美しさにつながるでしょう。

LUNAハーバルサプリメントプレミアムは、女性としての魅力をアップさせることを目的としたサプリメントです。

しかしゆらぎに効果的な28種の美容成分が含まれており、女性特有の悩みを抱える方にもぴったりです。

プレミアム定期コースで注文すれば、通常料金の約34%オフでサプリメントを入手できます。

そもそもPMS（月経前症候群）とは？

PMSはpremenstrual syndromeの略で、日本語では月経前症候群といいます。

ここからはPMSの意味や症状、原因などの基礎知識について解説します。

参考文献：日本産婦人科学会公式サイト

月経の3〜10日前の期間に現れる不調のこと

PMSは、月経の3〜10日前から心や体に現れる不調です。

症状が現れる期間には個人差があり、排卵後から約2週間症状が続く方や、月経前の2〜3日のみ症状が出る方もいます。

また症状の出方には、時期による差があり、症状がまったく現れない月もあります。

PMS（月経前症候群）で現れる症状

PMSで現れる症状は多種多様であり、毎月決まった症状が現れるわけではありません。

PMSで起こりやすい症状は、次のとおりです。

PMSで現れる症状は200種類以上あり、個人差が非常に大きいといえます。

症状の重さや有無は個人によってさまざま

多くの女性が月経前には何らかの不快な症状を感じていますが、症状の重さや有無、期間には個人差があります。

同じ方でも月によって症状の現れ方が違うことがあるのがPMSです。また症状の重さも、個人や時期により異なります。

近年ではPMSという言葉や、症状について認知されつつありますが、体調不良の原因を理解してもらえずひとりで悩んでいる方も少なくありません。

PMSにはさまざまな対処法があるため、我慢せず自分にできる方法で対処していきましょう。

PMS（月経前症候群）の原因

女性の月経周期は、エストロゲンとプロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンの作用でコントロールされています。

月経が始まるとエストロゲンの分泌量が増え始め、排卵期に分泌量が最も多くなります。

排卵が終わるとエストロゲンが減少してプロゲステロンが増え始め、妊娠が成立しなかった場合はプロゲステロンが減少します。

PMSが起こるのはエストロゲンが減少し、プロゲステロンが増え始めるころ排卵後から月経までの間です。

そのためホルモンバランスの変動がPMSの原因と考えられています。

しかしホルモンバランスはストレスや疲労、睡眠不足でも崩れるため、PMSには生活習慣や環境などの要因も関係している可能性があるでしょう。

PMS（月経前症候群）の治療法

PMSの治療法には、薬を使う方法とセルフケアがあります。それぞれの方法について確認しましょう。

ホルモン剤の服用

PMSにはホルモンバランスの変動が関係していると考えられています。

そのため低用量ピルや低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬を使い排卵を止めれば、女性ホルモンの変動がなくなりPMSの症状が軽減する可能性があるでしょう。

PMSで薬を使用する場合には、病気の治療となるため健康保険が適用されます。

しかしホルモン剤はPMSを治すものではなく、症状を軽減できるのは薬を服用している間のみです。服用を止めると再びPMSの症状が起こる可能性はあるでしょう。

また頭痛や吐き気などの副作用が起こることもあり、血栓症や乳がんのリスクも上がるとされているため、半年〜1年ごとの定期検診が必要です。

漢方薬

漢方薬は東洋医学に基づき処方される医薬品です。漢方において人間は気・血・水の3つの要素で構成され、バランスが崩れたときに体調が悪くなると捉えています。

そのため漢方では、体全体のバランスを整えることで体調を整えます。

漢方薬が体に合えばイライラや頭痛、めまい、便秘など複数の症状を同時に軽減できる可能性があります。

ただし効果が出るまでに時間がかかるため、最低でも3か月程度は続けて飲みましょう。

PMSの軽減によく使われる漢方は当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遥散、桃核承気湯、女神酸、抑肝酸です。病院や漢方薬局で相談し、自身の症状に適したものを試してみてください。

抗うつ薬

抑うつや不安感などの症状が強く、低用量ピルやホルモン剤が効きにくい場合は抗うつ剤が処方されることがあります。

抗うつ薬は一般的に毎日服用するものですが、PMSが原因の場合は排卵後から月経終了まで限定的に服用する場合もあります。また症状が強い時に飲む頓服薬として処方されるケースもあるでしょう。

セルフケア

セルフケアとは、自身で自身の体や心のケアをおこなうことです。

PMSはセルフケアでも改善できるとされているため、月経周期を把握して自身の体についての理解を深めましょう。

まずは基礎体温を付けて月経周期とPMSの症状の現れ方を確認します。生理周期が28日の場合、月経開始から14日目ごろが排卵日となり、基礎体温が高くなります。

PMSの症状が現れるのは体温が高くなる排卵後です。排卵後は休息や睡眠、適度な運動を心がけ、リラックスできる環境を整えましょう。

PMSに関する注意点

PMSのような症状があるものの月経周期と合わない場合や閉経が近い場合、PMSではない可能性があります。

ここでは間違えやすい病気や症状を解説するので、PMSの治療をはじめる前にチェックしてみてください。

月経周期と合わないPMSは別の病気（月経困難症・PMDD）の可能性

PMSは月経前の3〜10日前から起こり、月経が始まると軽快していきます。月経中に症状が強く出る場合は、PMSではなく月経困難症かもしれません。

月経困難症では吐き気、頭痛、食欲不振、イライラ、倦怠感などの症状が月経の初日〜3日目までをピークに現れます。

月経困難症には病気が潜んでいる可能性があるため、つらい症状が続くときは婦人科を受診してください。

また月経前になると不安、情緒不安定、怒り、憂うつ、集中力の低下、睡眠障害など精神的な症状が著しく現れる症状をPMDD(月経前不快気分障害)と呼びます。

月経前に感情のコントロールができなくなる方は、婦人科または精神科、心療内科で相談してみてください。

閉経が近い方は更年期障害の可能性

閉経が近く月経周期と関係なくのぼせ、ほてり、発汗、めまい、疲労感、不眠、不安、憂うつなどの症状が出る場合、更年期障害の可能性があります。

通常、更年期障害は閉経を迎える50歳前後の方に起こるものです。

しかしダイエットやストレス、過労などでホルモンバランスが乱れると20代、30代の方でも更年期に似た症状が出ることがあります。

放置すると早期卵巣不全になり40才未満で閉経する可能性もあるため、月経リズムが乱れている場合は婦方科で相談してみましょう。

PMSに関するよくある質問

ここからは、PMSに関するよくある質問を紹介します。

漢方と西洋薬はどちらがよい？

漢方と西洋薬では病気の捉え方が異なり、どちらがよいとはいえません。

漢方において不調が起こるのは体のバランスが崩れているためだと考え、体全体を整えることで症状を軽減させます。

体の不調を感じて検査をしても原因がはっきりとわからない場合、漢方薬を検討しましょう。

西洋薬では、検査の結果から原因を特定して治療します。痛みや急性期疾患など原因がはっきりしている病気に対してピンポイントで効果を得たい場合は西洋薬が向いているでしょう。

また西洋薬には即効性があるため、症状をすぐに治めたいときに効果的です。

PMSを軽減する方法はある？

PMSを軽減させる方法には、病院を受診して薬を処方してもらう方法、ドラッグストアで薬を購入する方法、セルフケアの3つがあります。

気になるものから試し、自身に適した方法を探しましょう。

PMSはなぜ症状に個人差がある？

PMSの症状にはホルモンバランスの変化のみでなく、自律神経の乱れが関わっていると考えられます。

ストレス、疲労、睡眠不足、偏食などいくつもの要因が影響を与えるため、症状の個人差は大きくなります。

PMSの症状を改善するピルが購入できる場所は？

現在日本国内のドラッグストアにおいて、ピルの購入はできません。病院で医師の診察を受けて処方してもらいましょう。

避妊を目的として服用する場合、ピルの費用は自己負担です。しかしPMSや月経困難症、子宮内膜症など病気の治療を目的とする場合には保険が適用されます。

まとめ

今回はPMSの症状や改善方法、PMSに関する注意点を解説しました。

個人差はありますが、PMSは月経周期に合わせて毎月起こります。PMSは薬や漢方で軽減できるため我慢せず、医師や薬剤師に相談してみてください。

また不調が起こる時期が月経周期と合わない場合、他の病気が原因となっている可能性があります。

まずは基礎体温を付け、自身の月経周期を知ることから始めましょう。

＜参照元＞
・プレフェミン
・命の母ホワイト
・加味逍遙散エキス顆粒