産み分けゼリーの使い方を解説！効果を高める方法と安全性についても紹介

産み分けゼリーは膣内のpH値を調整して希望する性別の子どもが生まれやすい環境を作る商品です。正しい使い方でない場合には、産み分けの成功率が下がる可能性もあります。

そこで本記事では、産み分けゼリーの使い方や効果の高め方、安全性についても紹介するため、妊活中で検討している方はぜひ参考にしてみてください。

産み分けゼリーの効果

産み分けゼリーは、女性の膣内を酸性またはアルカリ性に調整して産み分けに取り組むものです。

膣内の酸性度を人為的にコントロールすることを目的としたゼリーで、男子を授かりたければ膣内を弱酸性の環境に、女子を授かりたければ、膣内を弱酸性の状態に維持します。

産み分けゼリーの詳しい効果や仕組みについては、こちらの記事でわかりやすく解説しています。

産み分けゼリーの正しい使い方

産み分けゼリーは正しく使用しなければ、成功率が下がる可能性もあります。

そのため、ここからは産み分けゼリーの正しい使い方を4ステップで解説します。産み分けゼリーの使い方に不安を抱いている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1：ゼリーを開封して準備

女の子を希望する場合は酸性のゼリーを使用し、男の子を希望する場合はアルカリ性のゼリーを使用します。

酸性のゼリーはX精子が優位な排卵日2日前、アルカリ性のゼリーはY精子が優位な排卵日に使うことがポイントです。希望の性別に合うpH値のゼリーを開封し、膣内に注入する準備をしましょう。

また、産み分けゼリーは大きく分けてワンプッシュ型と湯煎型の2種類があります。湯煎型は注入前にゼリーを45℃程度の熱いお湯で溶かすため、あらかじめ準備が必要です。

一方、ワンプッシュ型の場合は先端に付いているキャップを外すのみで使用できます。

2：ゼリーを注入

事前の準備が完了したら、専用の容器を膣内に注入します。生理用品のタンポンのようなイメージで使用すると、膣内に挿入しやすいでしょう。

ただし、膣内はデリケートな部分のため、優しく丁寧に挿れることが大切です。無理に力強く挿入すると、デリケートな膣内を傷つける恐れがあります。

優しく丁寧に挿入したら、ピストンを押してゼリーを注入しましょう。ワンプッシュ型と湯煎型どちらも注射器のような形状であり、ピストンを軽く押し出すのみで注入できます。

3：数分待つ

すべてのゼリーを膣内に注入できたら、優しく丁寧に容器を抜いて終了です。膣内から容器を抜いたら、5分程度待ちましょう。

すぐに性行為をすると膣内から流れ出る可能性があるため、ゼリーをなじませることが大切です。また、垂れることを想定して腰付近にタオルを敷くのもおすすめです。

4：性交渉

膣内に挿入したゼリーがなじんだら、性行為をします。また、女性の性的興奮が絶頂に達してオーガズムを感じると、膣内が酸性からアルカリ性に傾くとされています。

男の子を希望する場合はオーガズムに達した方がよいものの、女の子を希望する場合はオーガズムを感じないようにしましょう。そのため、希望する性別に合わせて性行為をした方が産み分けの成功率は上がるといえます。

産み分けゼリーの効果を高める方法

産み分けゼリーは、少しの工夫で効果を高めることも可能です。

より効果を高める方法として、次の3つが挙げられます。

3つのポイントを意識して、産み分けゼリーの効果を最大限発揮させましょう。

ゼリーを使用しない日は避妊

産み分けゼリーを使用しない日は、必ず避妊しましょう。女の子を希望する場合は排卵日2日前、男の子を希望する場合は排卵日に産み分けゼリーを使用し、性行為をおこなうことが成功率アップの鍵です。

そのため、産み分けゼリーを使用する日以外に避妊せず性行為をすると、希望する性別ではない子どもを授かる可能性があります。

性交日をコントロールすると妊娠率は下がるものの、少しでも産み分けの成功率を上げたい方は使用日以外の避妊を徹底しましょう。

お湯でゼリーを温める

湯煎タイプの産み分けゼリーを使用する際は、必ずお湯でゼリーを温めましょう。湯煎タイプは温めないと膣内に上手く注入できなくなるため、十分に溶かしてから使うことが大切です。

事前準備が必要ないワンプッシュタイプと比べると面倒に感じるものの、産み分けをしたいのであれば必ず温めましょう。

性交の数分前にゼリーを注入

産み分けゼリーは、性行為の5分前程度に注入しましょう。注入するタイミングが遅すぎるとゼリーが膣内に上手くなじめず、性行為の途中に流れ出る可能性があります。

反対に注入が早すぎると、ゼリーでpH値を調整したにもかかわらず、膣内の酸性濃度が変わる可能性も否定できません。産み分けの成功率を上げるためには、適切なタイミングで使うことが大切です。

産み分けゼリーを使用するメリット

産み分けゼリーを使用するメリットは、生まれてくる子どもが希望の性別になる確率を上げるのみではありません。使用するメリットとして、次の4つが挙げられます。

ここからは、4つのメリットについて解説します。産み分けゼリーを使用するか悩んでいる方は、メリットを把握したうえで検討してみてください。

希望の性別になる確率を上げる

一つ目のメリットは、生まれてくる子どもが希望の性別になる確率を上げられる点です。

たとえば「2人目は女の子がほしい」「男の子が生まれたら一緒にキャッチボールがしたい」など、夫婦によりさまざまな夢や想いがあるでしょう。

子どもの性別に希望がある夫婦からすると、使用により産み分けの成功率がアップするのは大きなメリットといえます。

産み分けゼリーは、膣内のpH値を調整することで希望の性別になる確率を上げる仕組みです。精子には女の子が生まれるX精子と男の子が生まれるY精子が存在しますが、それぞれ性質が異なります。

X精子は酸性に強くアルカリ性に弱いですが、反対にY精子はアルカリ性に強く、酸性に弱い性質を持つ点が大きな特徴です。女の子用のゼリーを使用すれば、膣内がX精子の有利な酸性に近づきます。

一方、男の子用のゼリーを使用すれば、膣内がY精子の有利なアルカリ性に近づくため、男の子が生まれる可能性が高くなります。

膣内をどちらかの精子が生存しやすい環境に整えることで、希望の性別になる確率を上げられる仕組みです。産み分けゼリーの成功率は、男の子を希望した方で81〜91%、女の子を希望した方で70〜80%とされています。

通常、希望する性別の子どもが生まれてくる確率は50%であることから、使用しない場合と比べると産み分けが成功する確率はアップします。

手軽に購入できる

二つ目のメリットは、手軽に購入できる点です。

商品によるものの、産み分けゼリーは楽天市場やAmazonなどの通販サイト、薬局やドラックストアなどから購入できます。各メーカーの公式サイトからも購入できるため、産婦人科に行く必要もありません。

ただし、通販サイトで購入する場合は注意が必要です。Amazonや楽天市場などの通販サイトでは、産み分けゼリーの類似品も販売されています。なかには海外製の偽物もあるため、安全性の観点から公式サイトでの購入がおすすめです。

より安心感がほしい方は、産婦人科での購入も検討してみてください。購入場所に気をつければ、産み分けゼリーは手軽に入手できるアイテムです。

自宅で産み分けできる

三つ目のメリットは、自宅で気軽に産み分けができる点です。

男女の産み分けは産婦人科でも実施されており、人工授精や自然妊娠のサポートをして希望の性別の子どもが生まれる確率を上げます。

産婦人科での産み分けは医師のサポートが受けられて安心感がある反面、何度か通院しなくてはなりません。仕事や家事で忙しい方からすると、産婦人科に通うのは難しい場合もあるでしょう。

しかし、産み分けゼリーは自宅で使用できるため、クリニックに通う必要がありません。生理周期に合わせて使用する必要はあるものの、自身のタイミングで産み分けがおこなえます。

産婦人科に通う時間がない方や、自身のタイミングで使用したい方は、産み分けゼリーがおすすめです。

クリニックでの指導よりリーズナブル

四つ目のメリットは、クリックでの産み分け指導よりもリーズナブルな価格で済む点です。産み分けゼリーの価格は商品により異なるものの、1箱（5〜10本）で1〜2万円程度が相場です。

一方、クリニックでの産み分けは、ゼリーを購入するよりも高額になる傾向があります。クリニックで実施されている産み分け方法は、産み分けゼリーのほかにパーコール法や着床前診断、MicroSortなどです。

それぞれの費用相場は、次のとおりです。

いずれの方法も産み分けゼリーと比べると高精度ですが、必然的に費用も高くなります。加えて初診料や再診料、排卵検査薬代、エコー代などもかかるため、さらにトータルの費用は高くなるでしょう。

また、産み分けにかかる費用は保険が適用されず、自由診療の扱いで全額自己負担となります。なるべく費用を抑えて産み分けをしたい方は、産み分けゼリーの使用がおすすめです。

産み分けゼリーを使用するデメリット

産み分けゼリーには多くのメリットがある反面、いくつかのデメリットも存在します。使用する主なデメリットは、次のとおりです。

産み分けゼリーを使用する際は、メリットのみならずデメリットも知ることが大切です。

成功率は100%ではない

一つ目のデメリットは、産み分けの成功率が100％になるわけではない点です。

通常、希望する性別の子どもが生まれてくる確率は50%であるのに対し、産み分けゼリーを使用すると男の子を希望した方で81〜91%、女の子を希望した方で70〜80%まで成功率は上がるとされています。

使用しない場合と比べると産み分けが成功する確率は上がるものの、100％希望する結果になるとは限りません。

また、さまざまな理由から成功率については確実なデータがなく、実際に産み分けが成功する確率はより低いことも考えられます。

あくまでも産み分けゼリーは膣内のph値をコントロールし、希望する性別の精子が生存しやすい環境に近づけるアイテムです。そのため、産み分けゼリーを使用した場合でも、希望した性別とは異なる子どもが生まれる可能性は十分あります。

産み分けゼリーを使用した方が産み分けの成功率は上がりますが、確実な方法ではないことを理解したうえで使うことが大切です。

妊娠率が下がることもある

二つ目のデメリットは、産み分けゼリーの使用により妊娠率が下がることもある点です。

産み分けゼリーは膣内のpH値を調節するため、X精子またはY精子どちらかの働きを抑えることになります。どちらか一方の精子の働きを抑えると、妊娠する確率が低下する可能性があります。

また、性交日をコントロールして妊娠のチャンスを減らしていることも原因の一つです。

たとえば、女の子を希望する場合は排卵日の2日前に性交をしますが、産み分け以外はすべての性交時に避妊する必要があります。性行為の回数が減ることから、全体的にみると妊娠のチャンスも必然的に減るでしょう。

産み分けゼリーの使用による妊娠率の低下はすべての方にいえることですが、とくに不妊治療中の方や35歳以上で高齢出産の方は注意が必要です。

もともと体質や年齢が原因で妊娠しにくい方が性交日をコントロールすると、さらに妊娠しにくくなる恐れがあります。不妊治療中または高齢出産に該当する場合、使用する際は医師に相談したうえでの判断が大切です。

産み分けゼリー自体が妊娠率を下げることはないものの、性交日の制限によりチャンスが減ることを理解しましょう。

注入のタイミングを図る必要がある

三つ目のデメリットは、ゼリーを注入するタイミングを図る必要がある点です。

産み分けゼリーは男性器の挿入前に注入するため、パートナーとの雰囲気を壊す可能性があります。使用方法は簡単ですが、注入する前に袋を開封したり、キャップを外したりする工程もあることから義務的に感じる方がいるのも事実です。

行為中の雰囲気を大切にしている方であれば、産み分けゼリーの使用は適していないといえます。雰囲気は壊したくないものの、産み分けをおこないたい場合は注入までの流れをイメージしておくとよいでしょう。

感染症のリスク

四つ目のデメリットは、産み分けゼリーの使用による感染症のリスクもある点です。

女性の膣内はデリケートな部分のため、不衛生な状態または状況で使用すると感染症にかかる可能性があります。産み分けゼリーの使用による感染症は報告されていないものの、容器や手は清潔にしてから使用しましょう。

感染症にかかると、産み分けのみならず性行為自体もできなくなる恐れがあります。産み分けゼリーは不衛生な状態や状況で使用せず、清潔にしてから使用しましょう。

産み分けゼリーの安全性や副作用

産み分けゼリーの使用を検討している方のなかには、効果のみならず安全性や副作用についても気になる方が多いでしょう。実際に使用する際は、安全性について十分理解したうえで使うことが大切です。

ここからは、産み分けゼリーの安全性や副作用について詳しく解説します。

天然成分で作られていて安全

産み分けゼリーはデリケートな膣内に注入するアイテムのため、口に入れても問題のない天然成分で作られており安全です。

原料はメーカーにより異なるものの、レモン果汁や植物エキスなどの100%天然成分で作られています。着色料や香料などの不要な成分も含まれておらず、女性が安心して使用できるように配慮されている点が特徴です。

メーカーのなかには公式サイトで全成分を公開しているところも多く、安全性を確認したうえで購入できます。産み分けゼリーに含まれている成分を知りたい方は、各商品の公式サイトでチェックしてみるとよいでしょう。

赤ちゃんに影響はない

産み分けゼリーの使用による健康被害は、販売当初から母子ともに報告されていません。

開発から製造まで日本国内で実施していたり、口に入れても問題のない天然成分で作られていたりなど、産み分けゼリーは安全性の高いアイテムです。

製造場所や原材料などは商品によるものの、大半の産み分けゼリーは女性が安心して使用できるように最大限配慮して作られています。

ただし、通販サイトで販売されている海外製品や類似品、配合されている成分を公開していない商品などには注意が必要です。どのように製造販売されているのか不透明であり、安全性が確立されていません。

安全性の高い産み分けゼリーを使用したいのであれば、産婦人科や商品の公式サイトから購入しましょう。

産み分けゼリーの選び方と使いやすい商品の特徴

産み分けゼリーは数多くのメーカーから販売されているため、どのような商品を選べばよいか迷う方も多いでしょう。

購入する際は、次の5つを意識して商品を選んでみてください。

また、産み分けゼリーのなかには使いにくい商品が存在するのも事実です。使いやすい商品の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

安心の日本製

産み分けゼリーは海外製ではなく、日本製のものが安全でおすすめです。日本製の商品の大半は厳しいチェックのもと販売されており、徹底した品質管理を実施しています。

さらに着色料や香料などは使用しておらず、口に入れても問題ない天然成分で作られているため安心です。海外製は安全性が確立されていないことから、産み分けゼリーを購入する際は日本製のものを選びましょう。

希望の性別にあうpH値

産み分けゼリーを購入する際は、希望の性別にあうpH値のものを選びましょう。希望の性別にあうpH値ではない場合、当然産み分けは成功しません。

また、ゼリーのpH値が適正範囲内なのかも重要です。女の子用のゼリーはpH3.5〜4.5の弱酸性、男の子用のゼリーはpH7.1〜7.9の弱アルカリ性が適正範囲内とされています。

pH値が適正ではないと膣内トラブルが起こる可能性もあるため、pH値のバランスが取れた商品を選ぶことが大切です。

保存できる容器

産み分けゼリーを選ぶ際は、保存できる容器であるかもチェックしましょう。

1本使い切りタイプの商品が多いものの、なかには複数回に分けて使用するものもあります。複数回に分けて使用する商品の場合は、保存に適した容器であるか確認してみてください。

使用期限が決められている

産み分けゼリーを購入する際は、使用期限が決められている商品を選びましょう。なぜなら、産み分けゼリーは使用期限が過ぎると劣化し、効果が薄れる可能性もあるためです。

使用期限の超過により副作用が出る心配はないものの、産み分けに失敗する可能性が高くなるでしょう。なるべく使用期限が決められている商品を選び、期限内に使い切るようにすると安心です。

ワンプッシュ型で使用しやすい

産み分けゼリーには、大きく分けてワンプッシュ型と湯煎型の2タイプがあります。湯煎型は使用する前にゼリーをお湯で溶かす必要があるため、事前に準備しなくてはなりません。

一方、ワンプッシュ型は袋を開封してキャップを外すのみで使用できます。雰囲気を壊すことなくスムーズに使用できることから、商品を選ぶ際はワンプッシュ型がおすすめです。

まとめ

産み分けゼリーは使い方が簡単なアイテムですが、正しく使用しなければ成功率が下がる可能性もあります。効果を最大限発揮させたいのであれば、正しく使うことが最も大切です。

さらに、本記事で紹介した効果を高める方法も実践すれば、産み分けの成功率アップも夢ではありません。

また、産み分けゼリーには多くのメリットがある反面、いくつかのデメリットが存在するのも事実です。使用により成功率が100%得られるアイテムではないため、あくまでも産み分けをサポートするものとして捉えましょう。
＜参考サイト＞
・医療法人中川産科婦人科