おすすめの妊娠検査薬9選！選び方と使用時の注意点を解説

妊娠検査薬は、妊活中や生理が遅れて不安なとき、妊娠しているか否かを簡単に確認できる検査薬です。妊娠検査薬はドラッグストアで簡単に購入でき、最も手軽に自身の妊娠を確認する方法といえるでしょう。

しかし、現在の妊娠検査薬の種類は豊富で、どの検査薬を選べばよいのか迷う方もいるかもしれません。

そこで本記事は、妊娠検査薬の選び方と使用時の注意点を解説し、おすすめの人気商品についても紹介します。

生理予定日前から検査できる早期タイプや、判定結果の見やすいデジタルタイプについても解説するため、ぜひ選ぶときの参考にしてください。

妊娠検査薬は正確？検査の仕組みと使用目的

妊娠検査薬を使用する目的は、妊娠の有無の確信ではなく、早い段階で結果を判断し産婦人科へ受診しましょう。自身で使用できる検査薬を選び、早く妊娠に気づくことにより医療機関を受診し、妊娠が確定しているのか正確な診断を受けられることにもつながります。

初めて妊娠検査薬を使用する方には、価格、検査精度や妊娠検査薬の仕組みについてわからないことが多いでしょう。まずは妊娠検査薬がどのようなものか解説します。

妊娠検査薬の仕組み

女性の体内では、妊娠するとhCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）というホルモンが分泌されます。妊娠検査薬はhCGを測定し、妊娠しているかどうかを判断します。

尿の中に含まれるhCGホルモンに反応し、規定値よりもホルモンが多く含まれる場合、陽性反応があらわれます。

hCGホルモンは妊娠が明らかになると急激に増え始め、妊娠予定日となる妊娠4週目より血中や尿中から検出されます。尿中のhCGの量が50mlU/ml以上あると陽性と判断される仕組みとなります。

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妊娠検査薬の価格

市販で購入できる妊娠検査薬の価格相場は、300〜2000円前後です。ドラックストアやインターネットで手軽に購入でき、妊娠したのか否か不安な方もすぐに判定結果を確認できるため安心です。検査キットのなかには1回用、2回用などメーカーにより個数や価格が異なります。

病院でも妊娠検査薬は購入できますが、費用は市販の方が安価となります。妊娠検査薬による検査を病院で受ける場合は、保険定期用外となるため高くなります。妊娠を疑う体調の変化を感じた際は、まずは薬局で妊娠検査薬を購入し、自身で検査をおこなうことをおすすめします。

精度は99%以上

妊娠していなければ尿中にhCGが排出されることはありません。日本国内で承認されている妊娠検査薬の精度の正確さは、99％と検査結果の信憑性が極めて高いです。正しく使用すると陽性または陰性か判定され、少なからず妊娠の可能性があるかどうかについて、非常に正確に判断します。

また、婦人科の妊娠検査薬と市販の妊娠検査薬の精度はさほど大差はありません。各メーカーは、具体的な正確性を公表しており使用する際は、ぜひ参考にするとよいでしょう。

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妊娠検査薬の選び方

妊娠検査薬を選ぶ際に押さえておきたいポイントを5つ紹介します。

判定結果を確認しやすい

妊娠検査薬は、判定結果の確認しやすさを重視するのも大切です。初心者は検査終了を示す判定窓から、進行状況が一目で判断しやすい製品がおすすめです。検査後すぐにラインが消えてしまうものもあるため、表示時間のチェックも忘れないようにしましょう。

判定結果の表示方法は、判定窓に表示されるアナログの蒸発線タイプと、デジタル窓に結果が表示されるデジタルタイプの2種類あります。それぞれ特徴が異なるため、次のとおりに解説します。

蒸発線タイプ

蒸発線タイプとは、判定時間をしばらくおき判定窓からあらわれる薄いラインを確認し、判定結果が出るタイプです。10分以上経過して判定窓に薄いグレーや陽性と判断するものとは異なる色の線があらわれることもありますが、これらの線を蒸発線と呼びます。

蒸発線は、妊娠検査薬の薬剤が塗られた部分に染み込んだ尿の水分が蒸発し、濃度が上がることで尿中の成分が色濃く出るものと考えられます。

蒸発線タイプは、販売店舗も多く安価で入手しやすさもあり、判定終了ラインをシンプルに確認できる表示方法であることが特徴です。

デジタルタイプ

一方、デジタルタイプとは、デジタル窓から一目で結果を判定できるため、あいまいさがない表示方法としてメリットがあげられます。ディスプレイにプラス、マイナスが表示されることから、蒸発線タイプよりも正確に判定結果が確認しやすいです。

実際にラインが出たか出ていないかの判断を確認するのは難しい場合があります。陽性か陰性か自身で判断するためにはデジタル表記の妊娠検査薬の方が簡単です。

しかし、市販の妊娠検査薬のなかでもデジタルタイプは、見やすく便利な反面、少し高額になるケースが多いです。そのためコスパ重視を目的にする方は、アナログタイプを選びます。

使用時期に適している

妊娠検査薬は使用する時期により適したものを選ぶようにしましょう。たとえば、妊活中はさまざまな出費がかさむことから、少なからず負担を減らす方が得策です。コスパを重視するなら、1箱に2回分や3回分の検査薬が含まれたセット商品がお得です。

しかし、妊娠検査薬には有効期限が存在します。使い切れる範囲での購入が大前提です。二人目の妊娠を早くに計画している方は、有効期限が36か月と長い商品を選ぶと次の妊活用にも使用可能です。

判定時間の速さ

妊娠検査薬は大きく分けて、生理予定日当日から検査できる早期妊娠検査薬と、生理予定日の1週間前から検査できる一般妊娠検査薬の2種類あります。忙しい方、早く結果を知りたい方は判定時間の速さも気になります。

一般市販薬の妊娠検査薬は第2類医薬品に分類され、インターネットの購入も可能です。対して早期妊娠検査薬は、第1類医薬品に分類されるため購入時には、ドラックストアや薬局で薬剤師による説明と指導が義務づけられています。

早期妊娠検査薬は、早く妊娠結果を知りたい方におすすめです。しかし、一般市販薬に比べ、種類が少ないため選択肢はそれほどありません。

おすすめの妊娠検査薬9選

おすすめの妊娠検査薬を9選紹介します。妊娠検査薬の種類は非常に多く、同じように見えて、検査方法や検査時期により少しずつ異なります。それぞれの特徴を詳しく解説します。

ワンステップ妊娠検査薬

ワンステップ妊娠検査薬は、本社がアメリカにある美容や健康、薬品関連の販売会社の「ビューティー＆ヘルスリサーチ」が製造元の商品です。産婦人科学会の専門医がおすすめする妊娠検査薬です。

市販の妊娠検査薬は1回あたりの相場が約600円と高く、生理予定日当日の1週間後から検査できるものも多いです。一方、ワンステップ妊娠検査薬は、高品質であるのに1本あたり207円と驚異の低価格です。さらに、業界トップクラスの高感度を採用しており、生理予定日の4日前から早期妊娠検査が可能です。

ワンステップ妊娠検査薬の価格は、10回用1,980円（税込）です。早い段階から安価で気軽に検査ができるため、利用者も多いです。

チェックワンファスト

チェックワンファストも、妊娠の早期診断に使用される妊娠検査薬です。生理予定日当日から検査をおこなえるため、より早く妊娠の可能性を確認できます。またスリムな形状で持ちやすいことが特徴的で、尿のはね返りを抑え清潔に検査できるのもポイントです。

時間が経過しても判定結果が残るようつくられており、あとからパートナーや病院へ検査結果の報告もできます。わずか1分と素早く判定できることに加え、一般用医薬品と変わらず99％以上の正確さと信頼性の高い製品です。

検査のタイミングは通常タイプのため、1日のうちいつの時間帯でも尿検査が可能です。生理周期が安定している、または早くから妊娠に備えたい方におすすめです。

チェックワンデジタル

チェックワンデジタルは、判定結果を液晶ディスプレイに＋か−で表示するデジタル方式の妊娠検査薬です。蒸発線タイプの妊娠検査薬は妊娠を知らせるラインが薄くあらわれる可能性があり、判断しにくい場合があるのに対し、デジタルタイプは検査結果が一目で確認できるため妊娠の有無を確認しやすい特徴があります。

判定時間は1分とスピードチェックができ、尿をかけるのみで初心者にも簡単に操作できます。またhCGを99％以上の正確さで検出するため安心感があります。

チェックワンデジタルも生理予定日当日の1週間後から一日中いつの尿でも検査できます。価格は3回用3,024円（税込）とデジタルタイプであることから、蒸発線タイプよりも費用が高くなります。

ドゥーテスト・hCGa1

ロート製薬が製造元のドゥーテスト・hCGa1は、判定終了までの時間がわずか1分と早い検査結果を確認できる妊娠検査薬です。大きめの採尿部を採用し、はねにくい構造が特徴的です。また、尿の量が少なくても正確に判定できる便利さもあります。

検査可能な時間帯は決めておらず、時間にとらわれずに自身のタイミングで、気軽に検査したい方におすすめの製品です。

ドゥーテスト・hCGa1の価格は、1回用880円（税込）です。尿を約2秒かけるのみの、速さと手軽さを兼ね備えた便利な妊娠検査薬です。

クリアブルー

クリアブルーは、ヘルスケアグッズを多く取り扱う大手電気メーカーのオムロンが製造元の妊娠検査薬です。検査終了までわずか1分で明確に判定でき、朝、昼、晩いつでも尿を検出できます。検査結果の線が濃いブルーの線で表記されるため、判定結果を一目でわかりやすく確認できる特徴があります。

検査方法は、スティックに尿をかける方法とカップに採尿し約20秒間浸す方法の2種類から、自身で簡単にできる方法を選んで使用するとよいでしょう。手を汚す心配のある方には紙コップで採尿する方法がおすすめです。

クリアブルーの検査キットは、2本セットの2回用です。2回であれば、妊活中で使用回数が多い方でも、予備が残るため安心して検査できます。

ウー・マンチェック

不二ラテックスが製造元のウー・マンチェックは、持ちやすい親指グリップ付きのスティックが特徴です。先端部分を持てるため、手を汚す心配もなく衛生的に使用できます。手が滑りにくい構造でつくられているのもポイントです。

採尿部分に5秒ほど尿をかけ、1〜3分待つのみで判定できます。終了確認部に赤いラインが出ていることを確認したうえで判定します。朝に限らずいつでも尿検査をおこなえるため便利です。

ウー・マンチェックは検査スティックが2回分が含まれており、結果に不安がある場合は買い直す手間を省き、気軽に検査できます。

P-チェック

P-チェックは、体外診断用医薬品メーカーを取り扱うミズホメディーが販売する妊娠検査薬です。ピンクのかわいいパッケージが目をひくデザインのため、店頭でも手に取りやすいのも魅力です。

本体の持ち手を長く伸ばせることと、採尿範囲を広くし尿をかけやすい大きな採尿部に設計されていることから、誰でも簡単に使用できます。また先端キャップが滑りにくいグリップ仕様となり使いやすさもあります。

公式サイトにP-チェックの使用方法を丁寧に解説した動画もアップロードされています。そのため、初心者や採尿に自信がない方におすすめです。生理予定日の1週間前から、一日のなかで時間帯を問わず、自身の検査したいタイミングで使用できます。

ハイテスターN

アリナミン製薬が製造元のハイテスターNは、スティックをキャップの反対側につけて持ち手を長くするタイプのため、手を汚さず衛生的に使用できる特徴の妊娠検査薬です。正面から採尿部全体に5秒かけ、判定の待ち時間は1分〜3分程度です。

スティック本体に判定方法が記されており、結果を確認する窓の右側には判定終了を知らせる窓もあるため、一目で簡単に確認できます。また採尿部が大きく、尿をかけやすいため使いやすさもあります。

検査可能な時期は、通常タイプのためいつでも検査できます。ハイテスターNの価格は、1回用880円（税込）となります。1回の検査で満足できない方は、2回用のものをはじめから購入をおすすめします。

PHARMA CHOICE P-チェック・S

PHARMA CHOICE P-チェック・Sは、Amazon限定ブランドの妊娠検査薬です。1箱4本入りの複数回検査したい方におすすめです。妊娠検査薬は大抵、1〜2回分の検査薬が含まれているのに対し、 PHARMA CHOICE P-チェック・Sは4回分も含まれています。

検査薬はロングタイプで持ちやすい蒸発線タイプのものです。採尿部分を広くとった形状のため検査するときも簡単です。また朝、昼、晩どの時間帯にも使用でき、生理予定日の約1週間後から検査できます。判定時間は1分ほどで尿をかけるのみの簡単な妊娠検査薬です。

PHARMA CHOICE P-チェック・Sの価格は、4本ひとまとまりで1,811円（税込）です。複数回確認したい妊活中や頻繁に購入する手間も省きたい方に、気軽に使用できる特徴があります。

妊娠検査薬の使用方法

市販の妊娠検査薬には、取扱説明書やパッケージに使用方法が記されています。大抵の検査薬は、使用方法や検査薬の仕組みに大きく異なる点はありません。妊娠結果を正確に検査するためには、妊娠検査薬の使用方法を確認しましょう。

1：指定の場所に尿をかける

指定の場所に尿をかけましょう。製品により、2〜5秒ほどの差があるため、事前に取扱説明書を確認しましょう。

2：妊娠検査薬を水平する

採尿後は、妊娠検査薬を斜めにしたり縦に置いたりすると正しく結果があらわれないため、平らな場所に置きましょう。検査前に置く場所を指定するとよいです。

大抵の検査薬は、判定終了を示すラインがあらわれるため、検査が正常におこなわれたのを確認したのち、手に取るようにしましょう。

3：判定結果が出るまで待つ

陽性か陰性かの判定を示すサインは、妊娠検査薬により異なります。一般的に判定窓に線が表示されると陽性として判断し、妊娠の可能性が高いと理解します。一方、判定窓に線が表示されない場合は陰性と判断し、妊娠の可能性が低いことになります。

判定結果に慌てる方や勘違いをする方も少なくありません。判定までどのくらい時間を要するか、あらかじめ取扱説明書に目を通して、正しい検査方法と検査結果の見方を確認すると安心です。

妊娠検査薬で正確に判定する方法

妊娠検査薬は非常に精度が高いですが、より正確性を求める方は次のとおりのことを意識しましょう。

製品ごとの検査方法を確認する

妊娠検査薬は製品ごとに検査方法が異なります。正しい使い方は、スティックの先端の採尿部に尿をかけることです。尿をかける数秒間が異なるため、事前に取扱説明書を確認しましょう。妊娠検査薬は尿量が少ない場合でも検査可能ですが、定められた時間を過ぎて尿をかけ過ぎてしまうと正確に判定されないこともあります。

規定日より早く検査をしない

規定日より早く検査をおこなうと、hCGの分泌量が既定値に達しておらず、陽性でも陰性反応がでます。また、判定しにくい線が出ることや線が表示されないこともあります。

使用のタイミングが早すぎる検査をおこなうことで、失敗する方の多くはフライング検査になる傾向があります。妊娠検査薬で正確に判定するためには、規定日より検査を早くし過ぎないよう使用時期を待ちましょう。

妊娠検査薬使用前は水分を控える

妊娠検査薬は尿に含まれたhCGの濃度を調べ、陽性なのか陰性なのか判定します。検査薬の使用前に大量に飲み物を飲んだ場合、尿が薄まり妊娠であっても陰性反応が出ることもあります。尿のhCG濃度が低くなると判定しにくくなるため、検査する前は妊娠検査薬の正確性を高めるためにも、水分の摂りすぎには注意しましょう。