葉酸サプリは、胎児の先天性疾患を防いだり、母体を健康に保ったりするため、妊娠前から産後にかけて飲まれることが多いです。
しかし、実際に葉酸サプリを飲みはじめるとなると、いつまで続ければよいのか悩むこともあるでしょう。
サプリを摂取するのであれば、葉酸が必要な期間に充分に飲み続けて効果を感じたいところです。
そこで今回は、葉酸サプリを飲み続けるべき期間を解説します。
期待できる効果や選び方のポイントも紹介するため、葉酸サプリの摂取を検討している方はぜひ読んでください。
葉酸サプリはいつまで飲む？続けた方がよい期間
葉酸は、とくに赤ちゃんやお母さんの健康維持のために欠かせません。妊娠前から産後まで、葉酸サプリを飲むことでさまざまな効果を期待できます。
いつからいつまで摂取すべきか、葉酸サプリを飲み続ける期間を解説します。
妊娠1か月以上前から飲む
葉酸は、DNAやRNAの合成をサポートするビタミンB群の栄養素です。
細胞の生産や合成を助ける働きもあるため、細胞分裂が盛んにおこなわれる胎児の発達に欠かせません。
とくに胎児の神経系が発達する妊娠初期の母体には、葉酸の摂取が大切です。
妊娠初期に妊婦が充分に葉酸を摂れば、神経系の発達が妨げられることによって起こる赤ちゃんの先天性疾患のリスクを下げられます。
具体的には、妊娠1か月前から葉酸サプリを飲めば、流産や無脳症、二分脊椎症に繋がる先天異常「神経管閉鎖障害」を予防できます。
また、赤ちゃんの成長に必要な量の葉酸を母体に蓄えるためには、1か月から1か月半程度の期間が必要です。
したがって、赤ちゃんの健やかな成長を目的に葉酸を摂取するなら、妊娠1か月前を目安に葉酸サプリを飲みはじめることが重要です。
ところが、妊娠のタイミングは誰にもわかりません。よって、妊娠1か月前にサプリを摂取しはじめることは難しいです。
また、妊娠が発覚してからサプリの摂取を開始すれば、最も必要な時期に葉酸不足に陥るリスクがあります。
よって、妊娠を計画した段階から葉酸サプリを飲みはじめることが理想です。
妊娠3か月まで飲むことが推奨されている
研究結果から、胎児の重大な先天性疾患である神経管閉塞障害を防ぐためには、妊娠3か月まで積極的に葉酸を摂取する必要があると明らかにされています。
また、妊娠3か月までに栄養不足に陥ったお母さんから生まれた子どもは、63歳時点での死亡率がほかと比べて約10％高いことも報告されています。
参照元：妊娠してからでは遅い！ 葉酸、母体検診は先手必勝 – 日本経済新聞
よって、妊娠3か月までは葉酸をはじめとした栄養素をバランスよく摂取し、母体を健康に保つことが重要です。
いつまで葉酸サプリを飲み続けるべきか迷ったら、まずは妊娠3か月を目安に摂取を継続してください。
妊娠中期～後期も飲める
葉酸は、とくに妊娠初期の妊婦にとって重要な栄養素です。しかし、妊娠中期から後期にかけても、通常よりも多くの葉酸の摂取が推奨されています。
DNAやRNAの合成を促進したり赤血球を作ったりする葉酸は、妊娠中期から後期の胎児の発達や母体の健康維持にも欠かせません。
いつまでにやめるべきか定められていないため、妊娠初期が済んでもなるべく葉酸サプリを飲み続けましょう。
産後も葉酸サプリで栄養を摂取する
妊娠中のみでなく産後も葉酸サプリを飲み続ければ、さまざまなメリットを期待できます。
とくに授乳期間中の葉酸サプリ摂取は、お母さんや赤ちゃんの健康によい影響をもたらします。
また、葉酸は年代や状況を問わず、健やかな体を保つために不可欠です。したがって、健康管理を目的に産後も葉酸サプリを飲み続けることをおすすめします。
とくに日々の食事でバランスよく栄養素を摂取する自信がない方は、健康的な体づくりのサポートとして葉酸サプリの摂取を続けましょう。
妊活や妊娠中に摂取すべき葉酸とは
葉酸は、厚生労働省が妊活中の女性や妊婦に対して摂取を推奨している栄養素です。葉酸の特徴や1日当たりの摂取推奨量を解説します。
厚生労働省が摂取を推奨
厚生労働省は、2000年に妊娠の可能性がある女性に対し、葉酸の摂取に関する通知を出しています。
通知では、普段の食事に加えサプリをはじめとした栄養補助食品で葉酸を摂取すれば、胎児の神経管閉塞障害のリスクを下げられる可能性があると報告されました。
また、神経管閉塞障害を防ぐためには、妊娠1か月前から妊娠3か月までの期間に、積極的に葉酸を摂取する必要があることも指摘されています。
実際、厚生労働省の「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」においても、妊娠を希望する女性は、食事に加えてサプリでも葉酸を摂ることが推奨されています。
胎児の発育に必要な栄養素
葉酸は、細胞の分化や分裂に必要なメチオニンの代謝をサポートします。また、DNAの合成にも関わり、細胞の生産や再生を助ける働きもあります。
そのため、細胞分裂を繰り返しながら発達する胎児にとって、必要不可欠な栄養素です。
さらに、葉酸はビタミンB12とともに、赤血球を作る造血作用もあります。
血液は、赤ちゃんの成長に必要な酸素や栄養素を運ぶため、胎児には葉酸が欠かせません。
葉酸には2種類ある
葉酸は、ポリグルタミン酸型葉酸（天然葉酸）とモノグルタミン酸型葉酸（合成葉酸）の2種類に分けられます。
なかでも「食事性葉酸」とも呼ばれるポリグルタミン酸型葉酸は、緑黄色野菜や果物、レバーなどの食品に多く含まれており、水や熱に弱い性質があります。
したがって、調理の際に食品を洗ったり、加熱したりすると分解されやすいです。
なお、食事からポリグルタミン酸型葉酸を摂取すると、小腸粘膜にある酵素によってモノグルタミン酸型葉酸に分解された後、体内に吸収されます。
一方、モノグルタミン酸型葉酸は、主にサプリに含まれています。
人工的に分解された状態のため、安定性に優れており、体内に吸収されやすいです。
実際、ポリグルタミン酸型葉酸の吸収率が約50％であるのに対し、モノグルタミン産型葉酸は約85％が体内で利用されます。
つまり、サプリに配合されている葉酸は食品に含まれるものと比べて体内に取り込まれやすいです。
したがって、効率的に葉酸を摂取したい方には、食品よりもサプリをおすすめします。
1日の推奨摂取量
葉酸の摂取推奨量は、18歳以上であれば性別や年齢に関係なく1日当たり240μgです。
ただし、妊娠の可能性がある女性や妊婦、授乳婦は多めに葉酸を摂ることが推奨されています。
具体的には、妊活中の女性や妊娠の可能性がある女性、妊娠初期の妊婦は、通常の食事以外にサプリで1日当たり400μgの葉酸を摂取する必要があります。
また、葉酸の分解と排出が促進される妊娠中期から後期までの妊婦の場合、葉酸の1日の摂取推奨量は、通常に240μgを付加した480μgです。
さらに授乳婦は1日の摂取推奨量に100μgを追加し、合計340μgの葉酸を摂ることが推奨されています。
葉酸サプリに期待できる効果
細胞分裂に関わったり、赤血球を作ったりする葉酸は、体内でさまざまな働きをします。
妊婦や胎児の健康維持のほか、妊娠していない方の健やかな体づくりのサポートや美容など、葉酸サプリに期待できる効果を紹介します。
ビタミンB群の栄養として働く
「ビタミンB9」とも呼ばれる葉酸は、ビタミンB群の栄養素です。エネルギーの代謝に関係しており、とくにタンパク質の代謝をサポートします。
なお、葉酸を含むビタミンB群は、単体では効果を発揮しにくいです。
ほかの栄養素と助け合いながら働くため、バランスよく栄養を摂ることにより、健康的な体づくりに効果を期待できます。
妊娠中の葉酸欠乏症を予防
妊娠中は、通常と比べて多くの葉酸が必要とされます。したがって、普段と同じ食生活を続ければ、葉酸欠乏症に陥る可能性が高いです。
とくに、妊娠初期の妊婦が葉酸欠乏症になると、胎児の神経管の発達が妨げられます。そして、無脳症や二分脊椎症を引き起こす神経管閉塞障害のリスクが高まります。
葉酸サプリは、妊娠中に不足しやすい葉酸の摂取に効果的です。
妊娠初期に意識的に葉酸サプリを飲めば、葉酸欠乏による胎児の神経管閉塞障害のリスクを低減できるでしょう。
胎児の成長をサポート
妊娠中、お腹の中では胎児の細胞分裂が活発におこなわれています。
そして葉酸は、細胞の分裂や増殖に関わるDNAの合成を助ける働きがあります。すなわち、妊娠中の葉酸サプリの摂取は、胎児の成長のサポートに効果的です。
また、お腹の中で胎児の成長を促せば、未熟な状態で赤ちゃんが生まれる早産のリスクも低減できます。
つわりの症状を軽減
現在までつわりの原因は解明されておらず、葉酸とつわりの関係も明確にはされていません。
しかし、妊婦のなかには葉酸サプリを飲んでつわりの症状が軽減される方も見られます。
つわりの症状が緩和される理由は、葉酸サプリを飲むことで栄養状態が改善されるためと考えられます。
また、つわりが起こりやすい妊娠初期の妊婦は、体質やホルモンバランスの変化により、自律神経のバランスが崩れやすいです。
葉酸は自律神経を整える働きがあるため、つわりの症状を軽減する効果を期待できます。
さらに、葉酸サプリに含まれるほかの栄養素の影響で、つわりの症状が緩和する可能性もあります。
とくにビタミンB6はつわりと関係が深く、日本ではつわりの症状を軽減するためにビタミンB6が利用されることも多いです。
したがって、ビタミンB6が配合された葉酸サプリを摂取すれば、つわりの症状の緩和を軽減できるでしょう。
貧血予防
「造血のビタミン」と呼ばれる葉酸は、赤血球の生成と関係の深い栄養素です。
葉酸不足でDNAの合成が妨げられると通常よりもサイズが大きく、成熟していない状態の赤血球が作られ、巨赤芽球性貧血が引き起こされます。
そして貧血になれば、動機や息切れ、疲労感などの症状が表れるでしょう。
一方で、葉酸を豊富に含んだサプリを飲めば、正常な赤血球が生成されます。つまり、葉酸サプリは貧血予防にも効果的です。
とくに妊娠中期から後期にかけての妊婦は貧血になりやすいため、葉酸サプリの摂取が健康維持に役立ちます。
美容ケア
細胞分裂に関係する葉酸は、肌の細胞の生まれ変わりに欠かせません。
サプリで葉酸を摂れば、ターンオーバーが促され、紫外線や乾燥などによりダメージを受けた肌がスムーズに修復するでしょう。
また、葉酸は肌や髪を作るタンパク質の代謝にも関与しています。そのため、葉酸サプリは、肌荒れ防止や美髪にも効果的です。
さらに、葉酸は赤血球を作る働きもあります。葉酸の摂取によって血行が促されれば、くすみやニキビも予防できるでしょう。
血液とともに頭皮の隅々まで栄養素や酸素が届くため、白髪や枝毛を防ぐ効果も期待できます。
葉酸サプリをおすすめできる方
葉酸サプリは、赤ちゃんを迎える予定の方や産後の方におすすめです。妊活中の男女や妊婦、授乳中の女性に葉酸サプリが向いている理由を紹介します。
妊活中の男女
胎児の成長を促したり、神経管閉塞障害を防いだりするために、妊婦は妊娠1か月程前から積極的に葉酸サプリを飲むことが推奨されています。
ところが、事前に妊娠の時期を予想し、1か月前にサプリを摂取しはじめることは不可能です。
したがって、妊娠を望む女性は、妊活をスタートさせた段階から葉酸サプリを飲むことをおすすめします。
また近年、葉酸は妊活中の男性のコンディションを整える効果があると報告されています。具体的には、葉酸の摂取は精子のDNAの損傷を防ぐために効果的です。
したがって、葉酸サプリは男女問わず妊活中の方におすすめです。
妊娠中の女性
妊婦は、妊娠していない女性と比べて妊娠初期で400μg、妊娠中期から後期で240μgも多く葉酸を摂ることが推奨されています。
ところが、食べ物に含まれる葉酸は、体内で分解されるポリグルタミン酸型葉酸であり、体に吸収されにくいです。
また、妊娠中はつわりや体調の変化によって食欲が低下し、食事から必要量の葉酸を摂取できなくなる可能性もあります。
そのため、妊娠中は吸収率も高いモノグルタミン酸型葉酸を豊富に含んだサプリで、効率的に葉酸を摂ることをおすすめします。
サプリであれば、食欲が低下している時も無理なく葉酸を摂取しやすいです。
授乳期の女性
授乳期には、通常と比べて100μg多く葉酸を摂ることが望ましいです。
授乳中に葉酸が多く必要な理由は、赤ちゃんの栄養源である母乳が血液から作られているからです。
したがって、赤ちゃんの健やかな成長を願うなら、授乳期も葉酸サプリの摂取を続けることをおすすめします。
また、葉酸は産後のお母さんの体にとっても欠かせません。出産時に傷つき、出血した体を回復させるためには血液が必要です。
造血作用のある葉酸を摂取すれば、産後の体の回復をサポートできるでしょう。
葉酸は細胞分裂に関わるため、葉酸サプリを飲むと出産で傷ついた子宮の回復も促されます。
さらに、産後のお母さんは体の回復と育児のためにエネルギーが必要です。
日々の食事で不足しがちな栄養を摂取し、体力をつける目的でも葉酸サプリを飲むことをおすすめします。
葉酸サプリの効果的な飲み方
葉酸サプリの効果を実感するためには、正しい方法で飲むことが大切です。葉酸サプリを飲むときに意識すべきポイントを解説します。
摂取目安量を守る
葉酸サプリの摂取目安量は商品によって異なります。効果を実感するためにも、商品や公式サイトの表示を確認し、充分にサプリを摂取しましょう。
ただし、葉酸サプリの過剰摂取は禁物です。
過剰に摂取すると亜鉛の吸収障害が起こったり、ビタミンB12の欠乏による症状に気づけなかったりするリスクが高まります。
葉酸が含まれるサプリを複数組みあわせて飲む場合は、耐容上限量を基準に飲みすぎていないかを確かめてください。
サプリで摂取する葉酸の耐容上限量は、18～29歳と65歳以上で900μg、30～64歳で1,000μgです。
食事の内容や栄養バランスも大切
葉酸サプリのみでは、健やかな体を保つために必要な栄養素を摂取できません。
また、葉酸は単体で働くのではなく、ほかの栄養素と協力しながら作用します。したがって、サプリを飲む場合もバランスの取れた食事を摂ることが大切です。
食事で充分に栄養を摂る自信がない方は、葉酸以外の栄養素も含まれたサプリを飲むことをおすすめします。
体調不良のときは無理をしない
葉酸自体に毒はありません。したがって、耐容上限量の範囲内で摂取する場合、葉酸サプリが体に悪影響を及ぼす可能性は低いです。
ところが、サプリに含まれる添加物が原因で便秘や下痢、イライラなどの副作用が起こるリスクはあります。
無理に飲み続けると体調が悪化する恐れもあるため、不調を感じたらしばらくの間、サプリの摂取を控えましょう。
また、妊娠中の場合はつわりで葉酸サプリの摂取が難しくなることもあります。
葉酸は、赤ちゃんやお母さんにとって重要である一方、数日間葉酸サプリの摂取を止めても直ちに胎児や母体へ悪影響が及ぶとは考えにくいです。
したがって、体調不良の際は無理にサプリを飲まず、体のコンディションを整えることを優先しましょう。
葉酸サプリの選び方とチェックポイント
葉酸サプリは、多くのメーカーによって製造されており、通販や店舗ではさまざまな特徴を持つ商品が売られています。
成分や品質、飲みやすさ、価格、安全性などを考慮し、自身に合ったサプリを見つけてください。
葉酸の含有量
葉酸サプリを選ぶときは、1日の摂取推奨量に相当する葉酸が含まれているかを確認しましょう。
とくに葉酸が必要な妊活中の女性や妊娠初期の妊婦は、食事以外にサプリで400μgの葉酸を摂取する必要があります。
したがって、葉酸の含有量が400μgを超えていることが、サプリを選ぶ基準のひとつです。
ただし、健康被害を防ぐためにも、過剰に葉酸が含まれたものは避けなければなりません。
一日900～1,000μgの上限量を超えない範囲で、充分に葉酸が含まれたものを探してください。
葉酸以外の栄養素も確認
葉酸サプリは、葉酸以外の栄養素を含んだ商品も多いです。体調や状況を考えながら、自身に合った栄養素が含まれた商品を探しましょう。
たとえば、ビタミンB2やビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、亜鉛は葉酸の代謝に欠かせません。
よってビタミンやミネラルがバランスよく配合されたサプリを飲めば、体内で効率的に葉酸を利用できます。
また、妊娠中には骨の形成をサポートするビタミンDやカルシウム、血液の生成に関わる鉄などの栄養素も積極的に摂る必要があります。
そのため、妊婦には妊娠中によいさまざまな栄養素が含まれた葉酸サプリがおすすめです。
無添加で高品質
体への優しさを重視する方は、無添加の葉酸サプリを選びましょう。
香料、着色料、保存料、甘味料、防カビ剤、膨張剤などが含まれていない葉酸サプリは、添加物による副作用が気になる方からも人気です。
なお「無添加」と表示されているサプリでも、配合されている成分は商品によって異なります。
特定の添加物が気になる場合は、商品の表示を確認してから葉酸サプリを選んでください。
また、充分な効果を実感するためには、品質の確認も大切です。
数々のサプリのなかでも、信頼のおけるメーカーの商品や定期的な検査をクリアした商品は、品質に優れている傾向があります。
さらに、医療機関で推奨されているものや製薬会社が手掛けるものも、品質を重視する方に選ばれています。
味やにおいが気にならない
葉酸サプリのなかには、独特な味やにおいがする商品も存在します。
とくに妊娠初期はつわりの影響で敏感になり、葉酸サプリの味やにおいが気になることも多いです。
味やにおいが合わなければ、サプリを飲み続けられないでしょう。
ストレスフリーで葉酸を摂取するためにも商品説明や口コミを確認し、無理なく飲めるサプリを選んでください。
味やにおいが心配な方には、無味かつ無臭のサプリも適しています。また、味やにおいを感じにくいようにコーティングが施された商品もおすすめです。
飲み続けられる価格帯
水溶性ビタミンの一種である葉酸は、一度に多量に摂取しても尿に溶けて排出されます。
また、体内に長時間とどまらないため、必要量の葉酸をサプリで継続的に摂取する必要があります。
さらに、いつまで葉酸サプリを飲み続けるべきか、明確には決められていません。
そのため、産後も一定期間飲み続けることを想定し、無理なく継続できる価格の葉酸サプリを選ぶことが大切です。
とくに妊活中や妊娠中の場合、出産後に育児で出費がかさみます。よって、経済的に負担の大きすぎない商品を選ぶ必要があります。
葉酸サプリの相場は、1か月分で約1,500円から8,500円です。
葉酸の含有量や品質、安全性とのバランスを考え、納得できる価格の商品を探してください。
製造工場の管理体制
安全性や品質を重視する場合は、GMP（適正製造規範）の認定工場で製造されたことを意味するマークが付いた葉酸サプリを選んでください。
GMPの認証を受けた商品は、原料の調達や製造から出荷に至るまですべての工程において安全性が保証されており、一定の品質が保たれています。
また、工場がGMPとして認められるためには、第三者機関の審査に合格する必要があります。
つまり、GMPマークがある葉酸サプリは第三者の視点で基準をクリアしており、安全性や品質に対する信頼性が高いです。
まとめ
DNAの合成や細胞分裂、造血などに関わる葉酸は、胎児の発達や妊婦の健康維持に欠かせません。
そのため、妊活中の方や妊婦が摂るべき栄養素として有名です。
また、葉酸は妊娠中以外も健やかな体づくりや美容に役立ちます。したがって、いつまで葉酸サプリを飲み続けるか悩んだら、産後も継続すべきです。
赤ちゃんの成長をサポートしたり、日々の食事で不足しがちな栄養素を補ったりするために、葉酸アプリを上手く利用してください。
※本記事の情報は2023年08月時点のものです。
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